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Eee PC S101 の SSD を交換

投稿日:

Eee PC S101 を購入して約1ヶ月経ちました。

Eee PC S101 は、満足している点も多いのですが、気になる点もいくつかあります。

ひょっとしたらもっと満足度が高くなるかもしれないと思い、Eee PC S101 のメモリー、SSD、無線LAN の3つのモジュールを交換してみることにしました。

 

前回の「Eee PC S101 の無線 LAN アダプターを交換」に続きまして、最後は、SSD の交換です。

交換した SSD は、SuperTalent FPM32GLSE

 

SuperTalent FPM32GLSE EeePC用高速タイプSSD 32GB MLC

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Eee PC S101 の SSD を交換するには、分解が必要となります。この分解作業については、前回の「Eee PC S101 の無線 LAN アダプターを交換」で簡単に触れていますので、ここでは省きます。

 

Eee PC S101 の SSD を交換するにあたり、Google 検索で特に調べた事項は、分解作業の手順と、リカバリツールについてです。

Eee PC S101 にはリカバリ用のディスクがありますので、これを利用すれば良いのですが、Windows Update などでの時間もかかるので、現在の SSD のドライブの内容をそのままバックアップして、SSD 交換後にリストアしてみようと考えた訳です。しかもフリーのバックアップツールを探していました。

そして、実際に利用してみたのが、Paragon Software Group http://www.paragon-software.com/ にて公開されている Drive Backup 9.0 Free Edition for Windows® です。

フリーなのですが、インストールに必要な PRODUCT KEY、SERIAL NUMBER を取得するには、メールアドレス等の登録が必要でした。

 

デスクトップ PC にインストールして、このバックアップソフトのリカバリディスクを CD-RW で作成しました。

Eee PC S101 には USB 接続の DVD-ROM ドライブを接続して、このバックアップソフトのリカバリディスクを起動させます。Eee PC S101 の電源 ON 時に ESC キーを押していると、起動するドライブを選択することができます。USB の DVD-ROM ドライブでも認識されていました。

Eee PC S101 には、さらにバックアップファイルを保存するために、USB 接続の HDD をつないでおきました。

バックアップソフトのリカバリディスク起動後、バックアップを選択してドライブ全体をバックアップします。

SSD 交換後は、同じようにバックアップソフトのリカバリディスクを起動して、リストアを選択します。

初回のリストアでは、元のパーティションサイズ 16 GB のまま作成されてしまいました。リストア設定の途中にパーティションサイズについてのチェックボックスがあり、これを ON にして再度リカバリすると、ほぼ新しい SSD の容量にあわせてパーティションが作成されました。ただ、わずかなサイズの D ドライブもあって、これは解決していません。やはり、Eee PC S101 リカバリディスクでリカバリしたほうが良いのかなとも思っています。

 

交換後の SSD の速さについて、ベンチマーク結果等については Google 検索でいくつかの記事を読むことができますので、わたし自身で調査は行っていませんが、わたしの体感として、読み込みについては Eee PC S101 標準の SSD のほうがちょっとだけ速いのではと思われる場合がありました。書き込みについては、Eee PC S101 標準の SSD よりも明らかに速いのですが、圧倒的な速さの違いが感じられるというものでもありませんでした。

それでも、当初の SSD 交換の目的であった書き込みのスピードの改善は達成できたように思います。

 

< 追 記 >

2010年11月 7日に追記。

SuperTalent FPM32GLSE に交換してから約1年になりました。変わりなく動作しています。「SuperTalent FPM32GLSE 1年後のベンチマーク」という記事を投稿しました。

 

 

2012年 5月 6日に追記。

この記事から、2年以上が経過しました 。わたしの Eee PC S101 は、利用は少なくなりましたが、健在です。

SuperTalent FPM32GLSE については、本文中「Eee PC S101 標準の SSD よりも明らかに速いのですが、圧倒的な速さの違いが感じられるというものでもありませんでした」という感想はいまも同じです。

なお、現在の SSD は高速化と大容量化が進んでいますので、SuperTalent FPM32GLSE など、この当時に製造された SSD と比べると格段の違いが感じられます。安心感もあります。

いま、Windows ノート PC で買い替えるなら、SSD を搭載した Ultrabook と思うのがわたしを含めて大勢のことと思います。特に Eee PC S101 を選ばれた方々はそう思われるのではないでしょうか。ちなみに、MacBookAir を選択するという方も多そうです。

 

さて、この記事を訪れる方は、いまもなおいらっしゃいます。おそらく、すでに検索で「Eee PC S101 分解」などについての詳細な情報は入手されていることと思われますが、わたしがこの難易度の高い Eee PC S101 分解作業に踏み切るきっかけとなった記事をひとつご紹介します。

 

分解して内部に潜入:“華麗なるミニノート”――ASUS「Eee PC S101」の真価を問う(中編) (1/2) - ITmedia +D PC USER

http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0811/17/news040.html

 

記事は、分解をお勧めするものではありません。そして、分解は自己責任です。

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