Intel Atom x3, x5, x7 ブランド発表、MWC 2015 にて
Atom Z3560, Z3580 は、Moorefield のコードネームで、主にスマートフォンやコンパクトタブレット向けの Soc、Atom Z3795, Z3775, Z3775D, Z3745, Z3745D, Z3735D, Z3735E, Z3735F, Z3735G は、Bay Trail Refresh のコードネームで、主にタブレット向け SoC、みたいな整理が、わたしのなかでようやくできてきたところなのですが、2015年3月に開催された MWC 2015 において、インテルから Atom x3, x5, x7 という新しいブランドが発表されました。
Atom x3 は SoFIA のコードネームで、LTE モデムなどの通信機能を含めてワンチップ化。主に低価格帯のスマートフォン・タブレット向けとされます。
Atom x5, x7 は Cherry Trail のコードネームで、主にタブレット向けとされます。こちらは LTE モデムは含まれません。ちなみに、 単体 LTE モデム XMM7360 も発表され、下り最大 450Mbps の LTE カテゴリー 10 に対応します。
これまで、スマートフォン SoC の性能や通信機能の著しい向上を Qualcomm が実現してきました。ただ、スマートフォン価格も年々高くなっています。Qualcomm でも低価格帯のラインナップをそろえていますが、どうしても最新テクノロジーの高価格帯ブランドに注目が集まります。
そのような状況のなかで、Intel の新しい SoC ブランドは、価格と性能という点でも見直すきっかけともなりそうです。日本でもこれから多くの機種が発売されるのではないでしょか。
なお、現時点でも、Moorefield や Bay Trail Refresh の搭載機種を価格とともに見直してみると、お買い得がみつかるかもしれません。
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