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2025年9月16日に配信リリースされた iPadOS 26 に更新した iPad mini A17 Pro で、 TensorFlow.js の WebGPU バックエンド (tfjs-backend-webgpu) を体験してみました。
WebGPU は、ブラウザ上で最新の GPU を直接活用できる 次世代 Web API です。2023年4月からリリースされた新しい技術になります。Chrome に搭載された WebGPU
WebGL より低レベルで GPU を制御でき、ゲームや3Dレンダリングだけでなく、機械学習や科学計算のような GPGPU 処理 も高速化が可能です。
iOS において、この WebGPU は、iOS 26 から有効化され、私が利用している iPad mini A17 Pro の iOS アプリのテキストエディタ Koder のプレビュー機能でも利用可能となり、デバッグがしやすくなりました。
2019 年に作成した sin 波の機械学習のプログラムを、この WebGPU バックエンドに対応して、iPad mini A17 Proで実行してみました。
これまでの WebGL バックエンドと比較して、約 8 分の 1 の学習時間に驚きました。
実は、この WebGPU 対応作業は、Google Pixel 10 での初プログラミング作業として開始したのですが、いざ実行してみると、学習がいっこうに進まない事態に出くわしました。結果として、Gemini と ChatGPT に勧められて GitHub Issue に初めてレポートを提出するという体験に切り替わってしまいました。 [WebGPU] Gradients are always zero for RNN models on Pixel 10 Pro #8590 初めてのことで、つい焦ってしまって、もう少し体裁を整えればよかったと反省しています。