11ac ホテルルータ WRH-S583 を試しました
IEEE802.11ac の 433 Mbps に対応した小型ルータ ELECOM WRH-S583 を試してみました。
ELECOM では、ホテルルータというカテゴリで、出張や旅行先での使用を想定し、重さ約 26 g と、とても軽くて持ち運びやすく、また、USB 給電で動作します。消費電力は、約 2 W です。
ELECOM 無線LANルーター MobileRouter 433Mbps 11ac ホワイト WRH-S583WH
わたしは、自宅で docomo SH-08E と PLANEX MZK-MR150 とを USB テザリングでつなぎ、MZK-MR150 と WRH-S583 を有線 LAN でつないで利用することにしました。
PLANEX Xi対応 LTEモバイルルータ MZK-MR150
WRH-S583 の機能設定は、とてもシンプルです。
2.4 GHz 帯と 5 GHz 帯の切り替えは、本体に内蔵している USB コネクタ格納部分の内側にあるスイッチで行います。両周波数帯の同時使用には対応していません。
基本設定では、ホテルルータモードかアクセスポイントモードを選択するのみです。他に、SSID と 暗号化について設定が変更できます。
ホテルルータモードは、本体の DHCP サーバが有効となり、NAT でアクセスします。
無線詳細設定では、5 GHz での屋外使用有無の設定のみです。
SSID ステルス機能がないなど、無線 LAN 設定に詳しい方には、ちょっと物足りないと感じるかもしれません。
手軽さを最優先に設計された製品といえそうです。
参考までに、自宅でのスピードテスト結果を添付します。
先程紹介しました、SH-08E と MZK-MR150 とを USB テザリングでつなぎ、MZK-MR150 と WRH-S583 を有線 LAN でつないだ環境で、SO-01F の Wi-Fi 接続で RBB TODAY SPEED TEST アプリで計測しました。
SH-08E の LTE 接続で直接計測した場合と同様の値でした。
この環境では、11ac の 433 Mbps は必要ないのですが、2.4 GHz 帯はとても混雑していますので、5 GHz 帯に対応している点がポイントです。低消費電力なのもわたしのポイントです。
MZK-MR150 と WRH-S583 の電源をつなぎ、 SH-08E の USB テザリングを ON にしてから 1 分ほどでインターネットアクセスが可能になります。
これまで、MZK-MR150 と MZF-MF300D の組み合わせで同様の接続を行っていましたが、 インターネットアクセスが可能になるまでにだいぶ時間がかかっていましたので、今回の組み合わせでは、とてもスムーズに感じられます。