2015年度に SIM ロック解除義務化へ
総務省から SIM ロック解除義務化の方針が発表され、多くのニュースや記事を目にしています。
わたし個人的に思うところをいくつか。
まず、SIM ロック解除というのは、自然な流れで受け入れられることと感じています。
たた、4G LTE 真っ只中の現状では、混乱が目に見えています。
各キャリアが、それぞれ認可されているバンドとエリアで、それぞれの移行方法で 4G へマイグレーションを進めているなか、キャリア選びも、端末選びも難しいのが現状でしょう。
SIM ロック解除義務化によるユーザーのメリットは、キャリアと端末の組み合わせを選べることにあると思います。
しかし、そのメリットが見えているのは、現状では、費用面だけであるようです。
キャリアのバンドとエリアと採用する技術が、端末の仕様と必ずしも一致しないことがあることはいうまでもないことです。
つまり、キャリアと端末のそれぞれの仕様の公開が今よりももっと詳細に必要になると考えられます。これは、デメリットとみています。LTE においては、特に難しいと感じます。
ただし、総務省からは、 4G を対象に、とした方針であるようです。
ちなみに、報道などでは、2015年度から、というのが多くみられます。わたしの知るロードマップでは、4G は、2016年からでして、とすると、開始時期は 2016年 1月から 3月ということでしょうか。
さて、4G においては、SIM ロック解除義務化に加えて、仕様の公開、端末の接続確認情報の公開などが重要となりそうです。そして、ユーザーが混乱することなく利用を開始できる方法や工夫が望まれることとなるのでしょう。